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ぎんづきの弐寺奮闘記

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2008年 12月 24日

やっぱり、文章力欲しいなぁ

はい。ごくごく少数の(というとまだ聞こえはいいが要は一人だ)
リクエストのための第2弾です。
元ネタを知ってそうな方を探したのですが、
今のところ誰も知らないというばかり。
ぎんづきは、どこで、これを手に入れたのやら。
まぁ、それはさておき、続きです。


セリナは目を覚ましかけ、違和感で跳ね起きた。
確か、というより、当然、昨夜も自分の家、自分の部屋で寝たはずなのに、
ここはいつものベッドではなかったからだった。
目に入ってくるモノは、全て自分の部屋を否定している。
窓から見える景色も、見慣れない、いや、見たこともない世界が存在していた。

『あら、ノエル。まだ部屋にいるの。早くこっちにきて頂戴。』
突然、そんな声が聞こえてきた。
見回して、発生源を探ろうと思うが、それらしきモノは見つけられない。
とにかく、誰かを探さなければ。
今の声の主でもいい。もしくは、ノエルという人物でもいい。
この状況を説明してくれる誰かに。

が、探すという大げさなことをする必要はなかった。
つづきになっている部屋に、一人の女性がいたからであった。
『あら、ノエルおはよう。今日はえらく遅いのね。』
平然とそう女性は言うのが、セリナをさらに混乱させる。
『いえ、あの、あたしは、その、ノエル、とかいう人では、ないんですが。』
途切れ途切れにはなったが、なんとか、セリナはそう言うことができた。
だが、その女性は、一瞬きょとんとしたが、次の瞬間鋭い目つきで睨みつけてくる。
『そういう新手のジョークはあなたには似合わないわ。
さあさあ、することはたくさんあるんだから、早く研究室に行ってちょうだい。』
『ですから、あたしは・・・』
『ノエル。私は、そういう悪ふざけは嫌いだと言ったはずよ。』
女性は机をバンと叩くと、出て行ってしまう。

あとは、ほとんど同じことの繰り返しだった。
何人かに会うも、知ってる人は当然おらず、
誰もがセリナをセリナとしても扱ってくれず、
怒りを買うか、無視されるか、心配すら誰もしてくれない。
見知らぬ土地、見知らぬ環境、しかし、与えられたノエルという存在。

>あなたは、この状況の打開策を考えられますか。
>そもそも、ノエル本人は一体どうしたんでしょうか。

そこそこ、要約してるつもりなんですが、
後半の重要なトコがぼやけてしまいましたかね。
①と境遇的には、似て非なりなのは、わかってはもらえるでしょう。
で、以下ちょっとネタバラシ。


一応、補足しておくと、ノエルは①のリサ博士の前身の状況で、
数十年後には、世界的権威を得る博士なのですが、
現時点ではまだまだ無名の一科学者に過ぎないという前提になっています。
が、これを入れてしまうと、私の個人的見解ですが、
>部2行目の”本人は~~”とつながらなくなってしまう気がしてしまうので、
冒頭部を一部カットしています。
(一部じゃないな、約半分切ってるはず
あと、最初にセリナが出会った女性は、本来はシャロンという名前で登場するのですが、
この部分は、今回の①~③とは関係してこない問いかけ部分なので、
名前作るのも面倒なので(ぉぃ)、単に女性としました。

ちなみに出典は、淡路志摩さんの『転生神後』です。
すでに、同人から抜けられてるので、現在は入手不可能です。
(同人サークル自体ももうありませんし
一応これ書いておかないと。

by silver3moon | 2008-12-24 20:59 | その他


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